LINE活用の基礎

LINEメンバーシップの加入状況を確認するには|友だち・自社会員との違い

小川 靖人文・小川 靖人元LINE社員・LIFE合同会社 代表
この記事の執筆者:元LINE株式会社でLINE公式アカウント活用支援チームの立ち上げを推進し、LINE Green Badge試験問題の作成にも関与。バディカダイレクト元COOとしてLINE中心の販売基盤を構築し、AI接客チャットボット「中野愛作」を開発。詳しいプロフィール →
#Messaging API#メンバーシップ#会員連携
この記事は「LINE公式アカウント完全ガイド」の一部です。全体像はこちらから →

この記事の結論

Messaging APIでLINE公式アカウントのメンバーシップ加入状況を確認する方法を説明します。ユーザー別の確認とプラン別の一覧、404や一覧にいない時の確認、加入期間と更新日、独自会員証との違いを整理します。

最終更新:2026年10月15日

LINE公式アカウントのメンバーシップは、月額課金制の会員機能です。友だち追加していることや、自社の会員証を持っていることだけでは、このメンバーシップへの加入状況は確認できません。何の会員資格を確認したいのかを先に決めます。

この記事では、設定済みのメンバーシップの情報をMessaging APIで調べる方法を扱います。申込や課金を実行する手順ではありません。自社の予約・購買情報をLINEへ結び付ける設計は、顧客データを統合するときの確認手順と分けて考えます。

調べたい単位で、使うAPIを選ぶ

公式のメンバーシップガイドでは、ユーザー別の加入状況、プランに加入しているユーザーの一覧、提供中のプランをそれぞれ取得できます。メンバーシップの設定や公開はLINE Official Account Managerで行い、現時点の利用対象は日本のLINE公式アカウントです。

  • この人の加入状況を確認する:ユーザーIDを指定して、その人が加入しているメンバーシップを取得します。
  • あるプランの加入者を調べる:メンバーシップIDを指定して、取得可能なユーザーIDの一覧を取得します。
  • 提供しているプランを確認する:対象の公式アカウントで提供中のメンバーシッププランを取得します。

「一覧に名前がない」という調査なら、最初にどの公式アカウントの、どのプランを調べたかを確認します。表示名を手掛かりに、別の人のユーザーIDへ差し替える方法にしないようにします。

ユーザー別の情報は、確認した対象と時点を残す

ユーザー別の加入状況APIはGETを使います。宛先のドメインはapi.line.meです。パスは/v2/bot/membership/にsubscription/{userId}を続けたものです。対象のMessaging APIチャネルのアクセストークンと、確認したいユーザーIDを指定します。

取得に成功した結果には、プランのIDや名前などの情報と、メンバー番号、加入時刻、次回更新日、加入期間などが含まれます。次回更新日のタイムゾーンはUTC+9です。加入期間は、同じプランを解約後に再加入した場合、再加入後の期間だけが数えられます。過去の加入期間を含む生涯の継続月数とは扱わないようにします。

この結果を自社の特典案内へ使う場合は、対象プラン、取得日時、利用する項目を決めます。古い確認結果をずっと「現在加入中」と表示し続けず、必要なタイミングで確認し直せるようにします。APIの取得成功を、自社の会員契約やすべての支払いの確認に広げないことも必要です。

LINEメンバーシップの確認図。友だち、自社の会員、LINE公式アカウントの月額メンバーシップを別の関係として確認する。ユーザーIDで加入状況、メンバーシップIDでプラン別の一覧を取得する。一覧からの欠落や404だけで退会と断定せず、対象アカウント・ID・取得条件を確認する。確認した時点とプランを残して特典の案内へ進む。

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404や一覧からの欠落だけで、退会したと決めない

ユーザー別APIの404には、メンバーシップ未加入のほか、対象のユーザーIDが存在しない場合も挙げられています。通信や認証の失敗も、未加入と同じ結果に変換しないようにします。

また、加入者一覧のAPI仕様では、加入していても、LINEアカウント削除、公式アカウントのブロック、友だち未追加、プロフィール取得への未同意などの条件によって、ユーザーIDが一覧に含まれない場合があります。

一覧の取得では、次のページを示すnextがあれば、続きの取得も必要です。返ったID数が指定したlimitより少ないことだけを、取得完了の条件にしません。継続トークンには24時間の有効期限があるため、後日に古い値を使って調査を再開する場合も注意します。

一覧にいないことだけで「退会しました」と連絡したり、独自会員の資格まで取り消したりしない設計にします。対象のID、プラン、取得条件を調べ、不明なら確認中として担当者へ渡します。

加入イベントと現在の確認結果を、運用の中でつなぐ

公式ガイドでは、加入・継続課金・退会に応じてメンバーシップのWebhookイベントが送信されると説明されています。イベントを受け取る仕組みと、現在の加入情報を取得するAPIは、別の確認経路です。

たとえば、特典の問い合わせを受けた場面なら、対象プランと取得時点、どの確認に成功したか、未確認の点を担当者が見られるようにします。これは架空の運用例です。顧客に同じ加入画面を何度も送り直してもらう前に、運営側で分かる範囲を確認します。

加入者情報やアクセストークンを公開ログへ残す必要はありません。必要な担当者が必要な範囲で確認できるようにし、「取得できなかった」「条件上一覧に出ない可能性がある」「加入情報を確認できた」を分けて次の対応を決めます。

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