LINE活用の基礎

LINEの友だち追加経路が「その他」になる理由|設定と分析の見方

小川 靖人文・小川 靖人元LINE社員・LIFE合同会社 代表
この記事の執筆者:元LINE株式会社でLINE公式アカウント活用支援チームの立ち上げを推進し、LINE Green Badge試験問題の作成にも関与。バディカダイレクト元COOとしてLINE中心の販売基盤を構築し、AI接客チャットボット「中野愛作」を開発。詳しいプロフィール →
#LINE公式アカウント#友だち追加経路#分析#友だち追加ガイド
この記事は「LINE公式アカウント完全ガイド」の一部です。全体像はこちらから →

この記事の結論

店頭QRやWebからの友だち追加を分けて測る設定と、「その他」や日別0件の読み方を解説。経路名の設計例、20件の表示条件、計測を疑う前の確認手順をまとめます。

最終更新:2026年10月6日

LINE公式アカウントの友だち追加経路に「その他」や0件が出ていても、それだけで計測失敗とは判断できません。経路ごとの追加数が少ないと、数値を個別表示しない仕様があります。 まず経路付きのURL・QRコードを使っているか、次に集計期間と表示条件を確認します。

店頭とWebのどちらが友だち追加につながっているかを調べたい人に向けて、設定と数字の読み方をまとめます。

店頭QRとWebを分けて測る設定

Web版のLINE Official Account Managerで「ホーム」から「友だち追加ガイド」を開き、「友だち追加経路を設定」で経路を作ります。経路名は必須で、流入元とキャンペーンも設定できます。発行されたURL・QRコード・ボタンを経由した追加が、その経路として集計されます。公式の設定手順

たとえば、次のように名前を決めます。これは説明用の設計例です。

設置場所経路流入元キャンペーン
レジ前のPOP店頭レジ前常設
公式サイトの予約ページWeb予約ページ常設
秋のイベント用チラシ紙媒体イベントチラシ秋のイベント

同じQRコードを全媒体に使い回すと、この分け方では比較できません。 レジ前には店頭用、予約ページにはWeb用というように、作った経路と実際の設置先を対応させます。URLの一覧だけを管理するのではなく、「どの印刷物・ページに置いたか」も残しておくと、差し替え漏れを見つけやすくなります。

QRコードや追加ボタンの基本的な発行方法は、友だち追加の方法で解説しています。

追加経路を確かめる。入口別の経路を作る:店頭とWebなどを分ける。専用リンクを使う:配布したURLを確認。集計単位を確認:期間・経路・少数表示を見る。追加後も追う:経路だけで売上原因を決めない。

図:追加経路を確かめる。細かな条件と例外は、本文で確認してください。

「その他」と日別0件は、見る単位が違う

設定後は「分析」→「友だち」→「追加経路」で確認します。公式マニュアルでは、経路・流入元・キャンペーンの表示に次の条件があります。

見る場所個別の数値が表示される条件条件に届かない場合
円グラフ・表選択期間の合計で20回以上の追加・ブロック「その他」にまとめられる
日別の折れ線グラフその日に20回以上の追加・ブロックその日は0回として表示される

追加数とブロック数はそれぞれの表示条件で読みます。画面に出ている0を、実際の発生数が必ず0だったという意味に置き換えないでください。公式の表示条件

期間合計が見えていても、日別は0になることがある

説明用に、ある経路から10日間、毎日3件ずつ追加されたとします。期間合計は30件なので表の表示条件を満たしますが、各日は20件未満です。日別の折れ線では0と表示されても、表の30件と矛盾するわけではありません。

一方、選択期間の合計が19件なら、その経路は「その他」にまとめられます。「その他」の増減だけから、その中の特定の店頭POPが良かった・悪かったとは判断できません。

数字が見えないときは、この順番で確認する

  1. 置いているURL・QRコードを確認する。 経路設定後に発行したものか、経路名と設置場所が合っているかを見ます。
  2. 期間を確認する。 施策開始前の期間を選んでいないか、短い期間で分けすぎていないかを確認します。
  3. 表と日別グラフを別々に読む。 日別0件だけを根拠に設定をやり直さず、期間合計と「その他」も確認します。
  4. 経路の一覧にない場合は、作成方法も確認する。 ポスター・ノベルティの経路や、2024年10月23日以前に作った経路は、作成済み経路の一覧に表示されないと公式に案内されています。一覧の対象範囲

追加が少ないアカウントで、POPの色や担当者ごとに経路を細かく分けると、各経路の母数はさらに小さくなります。まずは「店頭・Web・紙媒体」など、実際に施策を変えられる単位で分ける設計が扱いやすいでしょう。

追加経路だけで、売上やブロックの原因は決められない

追加経路は、どの入口から友だちが増えたかを比較する材料です。その数字だけでは、予約・購入に進んだ人数や、ブロックした理由までは分かりません。

追加数が多い経路を、そのまま成果の良い経路と扱わないようにします。目的が予約なら予約数、契約なら契約数も、入口の数とは別に確認する設計が必要です。まず「何をもって成果とするか」を決め、追加経路の画面で分かることと、予約・契約の記録で確かめることを分けておきます。

たとえば店頭からの追加が増えた場合、次に確かめるのは予約や来店の変化です。ブロックも増えている場合は、追加時の案内、あいさつメッセージ、直近の配信を照合します。同じ期間に増えたというだけで、特定のPOPや配信が原因だと断定しないことが大切です。

友だち数や配信反応と併せて見る指標は、LINE公式アカウントの分析の基礎へ。入口を増やす施策そのものは、友だちの増やし方で整理しています。

※仕様の確認日:2026年10月4日。管理画面の表記や表示条件が変わった場合は、リンク先の公式マニュアルを確認してください。

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