LINEで位置情報を送ってもらうには|ボタン・送信確認・訪問先の聞き方
この記事の結論
Messaging APIの位置情報アクションは送信画面を開く機能です。現在地と訪問先を取り違えず、位置情報を送れない人の代替手段と、受信後に確認する項目を説明します。
最終更新:2026年10月12日
LINEで訪問先や集合場所を教えてもらうときは、どの場所が必要なのかを先に伝え、相手が送った地点を確認してから受け付けます。Messaging APIの位置情報アクションはLINEの位置情報画面を開く機能で、ボタンを押しただけで訪問先の登録が完了するわけではありません。
現在いる場所と、後日訪問してほしい場所は別です。地図を送ってもらえても、その地点が依頼の対象かを確認する会話が必要です。
ボタンでできるのは、位置情報画面を開くこと
公式のアクション一覧では、位置情報アクションはクイックリプライボタン専用です。リッチメニューに同じlocationアクションをそのまま設定する方法ではありません。
リッチメニューを入口にするなら、そこから案内メッセージを返し、位置情報を送るクイックリプライを出す設計などを検討します。これは実装の提案であり、リッチメニューから自動でその流れが用意されるという仕様ではありません。
公式のクイックリプライガイドではAndroid版とiOS版LINEでの対応が示されています。PCで同じボタンが見えないケースを含め、ボタン以外でも問い合わせを続けられる案内を本文へ入れておきます。
何の場所かを聞く文章を、ボタンの前に置く
「位置情報を送ってください」だけでは、今いる場所を求めているのか、依頼する住所を求めているのかが伝わりません。たとえば訪問サービスの架空の案内例なら、次のように分けます。
訪問をご希望の場所を教えてください。地図で場所を選んで送るか、住所を文字でお送りいただけます。今いる場所と訪問先が違う場合は、訪問先をご指定ください。
ボタン名は「訪問先を地図で送る」とし、送信をためらう人には「住所を文字で送っていただいても大丈夫です」と代替手段を示します。近隣店舗を探す用途なら、必要な精度を検討し、駅名・市区町村の入力でも案内できるかを先に決めます。目的に必要な範囲だけを求める運用にします。
位置情報を取得できるというだけで、依頼と関係のない行動履歴や他の情報へ結び付ける設計にはしません。受け取る担当、使う目的、保管する必要性を社内で揃え、相談内容に合う説明をします。

図は受け取った内容ごとの案内例です。現在地と訪問先を区別し、地図を送れない場合も住所入力で確認を続けます。ボタンを押しただけで受け付けや予約が確定する仕様ではありません。
タップ後の状態を、受信完了と取り違えない
位置情報アクションでは、期待する情報を相手が送るまでボタンが残る仕様です。地図を開いて戻っただけ、送信をやめた、住所を文字で送ったという場合を、それぞれ受け付けの流れで扱います。
| 相手の操作・受信内容 | 担当側の確認 | 次の案内 |
|---|---|---|
| 地図を開いただけ | 場所はまだ受信していない | 送信するか、住所を文字で送るよう案内 |
| 位置情報が届いた | 依頼する地点か、受付内容と照合 | 地点を確認して不足項目を聞く |
| 住所が文字で届いた | 必要な住所が揃っているか | 地図の再送を強制せず確認を続ける |
| 地点は分かるが建物を特定できない | 建物名・部屋番号などが必要か | 必要な項目だけ追加で聞く |
この表は運用上の確認例です。LINEが訪問予約の確定や住所の正しさを判定するという意味ではありません。位置情報の受信を、予約確定の条件と同一にしないことが要点です。
受信した場所と、スタッフが使う受付情報をつなぐ
地図だけを別の画面に保存すると、担当が替わったときに何の依頼か探し直すことになります。同じ相談について、対象地点、希望日時、確認が残る項目、担当を一緒に確認できるようにします。これは情報の探し直しを減らす運用方針で、外部の顧客情報を無条件に統合してよいという意味ではありません。
予約に関する詳しい設計はLINEと予約システムの連携、引き継ぎ内容の残し方はチャットのノートとタグを参照できます。
テストでは、スマートフォンで地図を開く、送信をやめて戻る、地点を送る、住所を文字で送る流れを確認します。それぞれで相談が止まらず、受け付けた内容と未確認の項目が担当者に伝わる状態を目指します。