LINEの送信者名だけ変えるには?|Messaging APIのsenderと公式アカウント名の違い
この記事の結論
Messaging APIのsenderで変わるのはメッセージ単位の表示名とアイコンです。トークルーム名・プロフィールとの違い、20文字やPNG画像の条件、担当者名と実際の対応体制を確認します。
最終更新:2026年10月20日
Messaging APIのsenderを使うと、送るメッセージに表示名とアイコンを指定できます。ただし、LINE公式アカウントそのものの名前やプロフィールを変更する機能ではありません。上部のトークルーム名は、元の公式アカウントのままです。
「予約担当」「店舗受付」などの差出人を分かりやすくしたい開発・運用担当者向けに、変わる場所、変わらない場所、公開前の確認を整理します。スタッフの権限設定や、店舗ごとに別アカウントを作る判断とは分けて考えてください。
指定するのは、メッセージのsender
公式のカスタマイズ手順では、メッセージオブジェクトへsender.nameとsender.iconUrlを指定します。プッシュ、マルチキャスト、ナローキャスト、ブロードキャスト、応答メッセージが対象で、メッセージオブジェクトの種類による制限はありません。
何も指定しない場合は、標準のアイコンと公式アカウント名が表示されます。表示名には、元の公式アカウントを識別できるよう、from 'アカウント名'の表記が付くと公式資料で説明されています。
たとえば「予約受付」という表示名を使う場合でも、個人のLINEアカウントが別に作られたわけではありません。返信先や、情報を管理するアカウントが自動で切り替わるものでもありません。誰の窓口から届いたかを、元のアカウントと合わせて読める状態にします。
表示が変わる場所と、変わらない場所
メッセージに指定した表示名・アイコンは、そのメッセージの表示に適用されます。公式資料では、メッセージ検索結果にも、元アカウントを示す表記と一緒にカスタマイズした名前・アイコンが表示されると説明されています。
一方、次の場所はメッセージのsenderで変更する対象ではありません。
- トーク画面の上部にあるトークルーム名。
- 公式アカウントのビジネスプロフィールの名前・画像。
- トークリスト上の公式アカウント名・アイコン。
トークリストのプレビューには、テキスト以外のメッセージでカスタマイズした表示が使われる場合があります。特定の画面だけを見て「全部変わった」「全く変わっていない」と判定せず、送ったメッセージの種類と確認する画面をそろえてください。

図:同じ表示設定の効く場所・効かない場所の比較です。人物や会話を描いたものではなく、公式仕様に基づく確認表です。
表示名と画像の条件を確認する
Messaging APIリファレンスの条件では、表示名は最大20文字です。LINEなど、提供元のサービスと誤認される可能性がある名称は使えません。自社で正当に使える、窓口の役割が伝わる名前を選んでください。
アイコン画像のURLはHTTPS、TLS 1.2以降に対応する必要があります。画像はPNG、縦横比1:1、最大1MBです。URLは最大2,000文字で、必要な部分をUTF-8でパーセントエンコードします。拡張子だけをPNGにした別形式のファイルや、ログインしないと取得できない画像URLを使わないようにします。
本番用の担当者写真を使うなら、公開利用できる素材かを確認します。写真を置くだけで、本人がそのメッセージを確認したことにはなりません。個人のなりすましや、実際には対応していない人物の名義で返信したと受け取られる使い方は避けます。
差出人の表示と、担当への引き継ぎをセットで設計する
「担当:予約受付」のように見せるなら、返信が来たときに誰が確認するかも決めます。名前だけを変え、問い合わせがどこにも引き継がれない状態では、利用者が窓口を判断できません。
担当変更を伴う運用なら、顧客の情報を同じ人の履歴として確認する設計と、対応状態の管理を別に用意します。senderを設定するだけで、そのようなCRM機能やスタッフの割り当てが完成するわけではありません。
AIが作った返答を人の名前へ置き換えることを、信頼性の改善とは扱いません。実際の対応体制を説明し、必要な相談が担当へ届くことを先に確認します。
公開前は、許可されたテスト先で、指定あり・指定なし、テキスト・画像などのメッセージ、トーク内・検索結果・トークリストを見比べます。画像の取得と表示条件が通った後に、誤解を生まない名前になっているかを運用担当者が確認してください。
※仕様確認日:2026年10月20日。差出人の表示仕様は公式資料、担当の引き継ぎは運用提案です。実メッセージ送信や人物写真の追加は行っていません。