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LINEのオーディエンスとは?種類と作り方・セグメント配信での使い方を解説

小川 靖人文・小川 靖人元LINE社員・LIFE合同会社 代表
この記事の執筆者:元LINE株式会社でLINE公式アカウント活用支援チームの立ち上げを推進し、LINE Green Badge試験問題の作成にも関与。バディカダイレクト元COOとしてLINE中心の販売基盤を構築し、AI接客チャットボット「中野愛作」を開発。詳しいプロフィール →
#LINE公式アカウント#オーディエンス#セグメント配信#リターゲティング
この記事は「LINE公式アカウント完全ガイド」の一部です。全体像はこちらから →

結論から言うと、オーディエンスとは「特定の行動をした友だちのリスト」を作って保存しておくLINE公式アカウントの機能で、セグメント配信の絞り込み条件として使うためのものです。 性別や年齢といった推定属性よりも、「クリックした」「開封した」という実際の行動で絞れるため、配信の反応率を大きく左右します。本記事では、オーディエンスの種類・作り方・使い方・つまずきやすいポイントを解説します。

この記事は、LINE株式会社でLINE公式アカウント活用支援に携わり、現在はLINE-FIRST CRM「LYNX」を開発・運営するLIFE合同会社代表・小川靖人が監修しています。

オーディエンスとは

オーディエンスとは、**条件に当てはまる友だちを集めた「配信用のリスト」**です。一度作って保存しておけば、メッセージ配信のたびに「このリストの人に送る」「このリストの人を除いて送る」という使い方ができます。

ポイントは、セグメント配信で使う「みなし属性」(性別・年齢などの推定値)と違い、実際の行動データで絞れることです。興味は行動に表れるので、行動ベースの絞り込みは属性より精度が高くなります。

オーディエンスの種類(6つ)

種類集められる友だち主な使いどころ
クリックリターゲティング過去のメッセージ内のリンクをタップした人興味を示した人への追い打ち配信
インプレッションリターゲティング過去のメッセージを開封した人読んでくれる人への継続案内
追加経路オーディエンス特定のQRコード・経路から友だち追加した人店頭客とWeb客の出し分け
ウェブトラフィックオーディエンスLINE Tagを設置したサイトを訪問した人サイト閲覧者への再アプローチ
ユーザーIDアップロード自社で持つユーザーIDリストの人会員データとの連携
チャットタグオーディエンスチャットで特定のタグを付けた人個別対応した相手のグループ化

まず使うべきはクリックリターゲティングです。設定が簡単で、「興味を示した人」という一番濃いリストが作れます。

オーディエンスの作り方(手順)

  1. LINE Official Account Manager にログインし、「ホーム」→「オーディエンス」を開く
  2. 「作成」をクリックし、オーディエンスの種類を選ぶ
  3. 種類に応じて対象を指定する — クリック/インプレッションリターゲティングなら過去の配信メッセージを選ぶだけです(リンクが複数あるメッセージは、どのリンクのクリックかまで選べます)
  4. オーディエンス名を付けて保存(「7月新商品案内をクリックした人」など、後から見て分かる名前に)

作成後、対象人数(サイズ)の集計には時間がかかることがあります。キャンペーンで使う予定があるなら前日までに作っておくのが安全です。

セグメント配信での使い方

作ったオーディエンスは、メッセージ配信の作成画面で「配信先」→「絞り込み」を選ぶと指定できます。

  • 含める: 「クリックした人リスト」に限定して、続報や限定オファーを送る
  • 除外する: 「すでに予約した人リスト」を除いて、リマインドを送る
  • 組み合わせる: 「開封した人」かつ「東京都」など、属性との掛け合わせも可能

具体的な配信設計はセグメント配信のやり方と設計例で、開封率を上げる3つの実例とあわせて解説しています。

つまずきやすいポイント

  • 対象人数が足りないと配信できない — オーディエンス配信には対象が一定人数(目安50人)以上必要です。母数が少ないうちは、まず友だちを増やすことが先決です
  • 過去にさかのぼれない — クリックリターゲティングは「その配信のクリックデータ」から作るため、データの保持期間を過ぎた古い配信からは作れません。リストにしたい配信があったら早めに作成しておきましょう
  • ウェブトラフィックはLINE Tagの設置が先 — サイト訪問者のオーディエンスは、事前にLINE Tag(計測タグ)の設置をしておかないと集まりません

オーディエンスで足りなくなったら(CRMという選択肢)

オーディエンスは強力ですが、「問い合わせ内容が○○だった人」「診断で△△タイプだった人」のような、自社の業務データに基づくリストは標準機能では作れません。そこまで踏み込みたい場合は、LINEの行動データを顧客管理と結びつける仕組み(CRM)が選択肢になります。LIFEではLINE CRM・顧客データ活用の支援として、この設計を行っています。

よくある質問(FAQ)

Q: オーディエンスの作成に料金はかかりますか?

A: かかりません。オーディエンスの作成・保存は無料で、配信時に送った通数分だけが通常どおりカウントされます。

Q: オーディエンスはいくつまで作れますか?

A: 複数作成・保存でき、配信のたびに組み合わせて使えます。運用上は「クリックした人」「経路別」など用途の決まったリストを数個作り、命名ルールを揃えておくと迷いません。

Q: クリックリターゲティングとインプレッションリターゲティング、どちらを使うべきですか?

A: 濃さで選びます。クリック(タップした人)は人数が少ないぶん濃く、インプレッション(開封した人)は広いぶん薄めです。限定オファーはクリック、継続的なお知らせはインプレッション、が基本の使い分けです。

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