LINE Tagとは?設置方法とウェブトラフィックオーディエンスの作り方
結論から言うと、LINE Tagとは「自社サイトの訪問・コンバージョンをLINEに知らせる計測タグ」で、設置すると①サイト訪問者のリスト(ウェブトラフィックオーディエンス)を作って配信で絞り込める、②LINE広告のコンバージョン計測・リターゲティングができる、の2つが可能になります。 設置は計測タグを貼るだけなので、Googleアナリティクスを入れたことがあれば同じ要領です。本記事では仕組み・設置手順・活用方法を解説します。
この記事は、LINE株式会社でLINE公式アカウント活用支援に携わり、現在はLINE×AIプロダクトを開発・運営するLIFE合同会社代表・小川靖人が監修しています。
LINE Tagとは
LINE Tagは、Webサイトに埋め込むJavaScriptの計測タグです。GoogleアナリティクスのタグやMetaピクセルのLINE版と考えると分かりやすいです。設置すると、LINEはあなたのサイトへの訪問や購入完了などのイベントを把握できるようになり、それを配信の絞り込みや広告の最適化に使えます。
タグは3種類のコードで構成されます。
| コード | 役割 | 貼る場所 |
|---|---|---|
| ベースコード | サイト訪問の計測 | 全ページ |
| コンバージョンコード | 購入・予約完了などの計測 | 完了(サンクス)ページ |
| カスタムイベントコード | 任意のイベント計測 | 計測したい箇所 |
LINE Tagでできること2つ
① ウェブトラフィックオーディエンスが作れる
「サイトを訪れた友だち」のリスト(オーディエンス)を作り、セグメント配信の絞り込みに使えます。たとえば「料金ページを見た友だちにだけ、個別相談の案内を送る」といった、関心の熱い層への配信が可能になります。
② LINE広告の計測・リターゲティングができる
LINE広告を出す場合、コンバージョン計測とサイト訪問者へのリターゲティング配信に必須です。広告を予定していなくても、オーディエンス作成のために先に入れておく価値があります(データは設置後からしか貯まりません)。
LINE Tagの設置方法(手順)
- タグを取得する — LINE Official Account Manager の「トラッキング(LINE Tag)」からベースコード等を表示(広告利用の場合はLINE広告の管理画面からも取得できます)
- ベースコードを全ページに貼る —
</head>の直前が基本です - コンバージョンコードを完了ページに貼る — 購入完了・予約完了・問い合わせ完了ページなど
- 利用規約への同意・共有設定を確認する — タグの利用開始には管理画面での有効化が必要です
- 動作確認 — 管理画面のトラッキング画面でステータスが「有効」になり、計測数が増えれば設置成功です
Googleタグマネージャー(GTM)で設置する場合
GTMを使っているサイトなら、カスタムHTMLタグとしてベースコードを追加し、全ページ配信のトリガーを設定するだけです。コンバージョンコードは完了ページのトリガーで発火させます。タグを直接編集できないサイト(制作会社管理など)でも、GTMの権限があれば設置できます。
ウェブトラフィックオーディエンスの作り方
タグ設置後、オーディエンスの作成画面で「ウェブトラフィックオーディエンス」を選び、対象(サイト全体の訪問者/特定URLの訪問者など)と期間を指定して保存します。
注意点は2つです。
- データはタグ設置後からしか貯まらない — 使う予定の1〜2週間前には設置しておく
- 配信に使うには一定の人数が必要 — 母数が小さいうちは「サイト全体の訪問者」など広めの条件から始める
動かない時の確認ポイント
- タグが全ページに入っているか — 特定ページだけに貼っていると訪問者を取りこぼします
- 有効化されているか — コードを貼っただけでは動きません。管理画面のステータスを確認
- 同意管理(Cookieバナー)でブロックされていないか — 同意管理ツールを使っているサイトは、LINE Tagが発火対象になっているか確認
- 反映のタイムラグ — 計測数・オーディエンスサイズの反映には時間がかかることがあります。設置直後は1日待って確認
よくある質問(FAQ)
Q: LINE Tagの利用に費用はかかりますか?
A: かかりません。LINE公式アカウントがあれば無料で発行・利用できます。
Q: 広告を出す予定がなくても設置する意味はありますか?
A: あります。ウェブトラフィックオーディエンスを使えば、広告なしでも「サイトを見た友だちへの絞り込み配信」ができます。サイトからの友だち追加が多いアカウントほど効果的です。
Q: 個人情報の扱いで注意することはありますか?
A: LINE Tagの利用はプライバシーポリシーへの記載と、必要に応じた同意取得が推奨されます。自社サイトのポリシーに計測タグ(LINE Tag)の利用目的を明記しておきましょう。