LINE活用の基礎

LINE公式アカウントの開封率|平均の目安・確認方法・上げる方法7つ

小川 靖人文・小川 靖人元LINE社員・LIFE合同会社 代表
この記事の執筆者:元LINE株式会社でLINE公式アカウント活用支援チームの立ち上げを推進し、LINE Green Badge試験問題の作成にも関与。バディカダイレクト元COOとしてLINE中心の販売基盤を構築し、AI接客チャットボット「中野愛作」を開発。詳しいプロフィール →
#LINE公式アカウント#開封率#メッセージ配信#分析
この記事は「LINE公式アカウント完全ガイド」の一部です。全体像はこちらから →

結論から言うと、LINE公式アカウントの開封率は一般に約60%前後が目安とされ、メールマガジン(十数%程度が一般的)を大きく上回ります。 ただしこれは平均の話で、配信の中身と絞り込み次第で大きく上下します。本記事では、開封率の確認方法、下がる原因、そして上げる方法を7つ解説します。

この記事は、LINE株式会社でLINE公式アカウント活用支援に携わり、現在はLINE×AIプロダクトを開発・運営するLIFE合同会社代表・小川靖人が監修しています。

LINEの開封率の目安

LINEのメッセージはプッシュ通知つきで「毎日開くアプリ」に届くため、開封率は約60%前後が目安とされ、メールマーケティングとの比較では数倍の差がつくのが一般的です。

ただし、次の点に注意してください。

  • 友だち数が増えるほど開封率は下がる傾向 — 関心の薄い友だちの比率が上がるため
  • 業種・配信内容による差が大きい — 平均との比較より、自社の先月との比較が実用的です

開封率の確認方法

LINE Official Account Manager の「分析」→「メッセージ配信」で、配信ごとの開封数・開封率・クリック数を確認できます。分析画面の見方の全体像はLINE公式アカウントの分析入門にまとめています。

開封率が下がる3つの原因

  1. 配信頻度が多すぎる — 通知が続くと「また来た」と開かれなくなり、最終的にブロックに至ります
  2. 全員に同じ内容を送っている — 自分に関係ない配信が続くと、そのアカウント自体が開かれなくなります
  3. 1通目のテキストに魅力がない — 通知とトーク一覧に表示される冒頭文が「お知らせです」では開く理由がありません

開封率を上げる方法7つ

① セグメント配信で「関係ある人」にだけ送る

開封率対策の本丸です。属性や行動で絞って配信すれば、届いた人にとっての関連度が上がり、開封率は自然に上がります。やり方はセグメント配信の完全ガイドへ。

② 冒頭の1文(通知に出るテキスト)を磨く

プッシュ通知とトーク一覧に表示されるのはメッセージの冒頭部分です。「〇〇な方へ」「今週末まで」など、開く理由を最初の20文字に入れます。

③ 配信時間を生活導線に合わせる

通勤時間帯(7〜9時)、昼休み(12時前後)、夜のリラックスタイム(20〜22時)が定番です。BtoBなら業務時間内、飲食店なら食事の直前など、行動の直前を狙います。

④ 配信頻度を決めて守る

目安は週1〜月2回。頻度を上げるより、1通の関連度を上げるほうが総開封数は増えます。

⑤ 画像・カード形式で「開いた後」も作り込む

開封後の反応(クリック)まで含めて設計します。リッチメッセージやカード形式は、テキストだけの配信よりタップされやすい形式です。

⑥ あいさつメッセージで期待値を作る

「このアカウントは月2回、〇〇なお得情報だけ届けます」とあいさつメッセージで宣言しておくと、以後の配信が「約束どおりの通知」になり、開かれやすくなります。

⑦ 反応した人のリストに再配信する

一度クリックした人は次も開く可能性が高い層です。オーディエンスでクリックした人のリストを作り、続報を送ると高い開封率が見込めます。

開封率より大事な指標

開封率は入口の指標にすぎません。最終的に見るべきは**クリック率と、その先のコンバージョン(予約・購入・問い合わせ)**です。開封率が高くてもクリックされない場合は、内容と導線(ボタン・リンク)の問題です。配信全体の改善の進め方はメッセージ配信のコツにまとめています。

よくある質問(FAQ)

Q: 開封率はどこまで正確に測れますか?

A: LINEの開封数は「メッセージが表示された数」ベースで集計されます。通知だけ見て開かないケースは含まれないため、実際の到達感覚より低めに出ることがあります。傾向を追う指標として使ってください。

Q: 開封率が20〜30%しかありません。低すぎますか?

A: 友だち数が多いアカウントや、獲得キャンペーンで友だちを集めたアカウントでは珍しくありません。まず配信を絞り込み(セグメント配信)、冒頭文と配信時間を変えて、自社の数字がどう動くかを見るのが先です。

Q: 開封率を上げるのに一番効く施策はどれですか?

A: セグメント配信です。「誰に送るか」を変えるのが最も効果が大きく、次が冒頭の1文、その次が配信時間です。デザインの工夫はその後で十分です。

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