LINE公式アカウントの構築とは?手順6ステップと公開前チェックリスト
結論から言うと、LINE公式アカウントの「構築」とは、アカウントを開設することではなく「友だち追加から予約・購入までの流れが自動で回る状態を設計して作り上げること」です。 開設自体は無料で10分ですが、構築は設計を含めて数日〜数週間の仕事です。本記事では、構築の手順6ステップと、公開前に確認すべきチェックリストをまとめます。
この記事は、LINE株式会社でLINE公式アカウント活用支援チームの立ち上げに携わり、現在はLINE×AIプロダクトを開発・運営するLIFE合同会社代表・小川靖人が監修しています。
「開設」と「構築」の違い
- 開設 — アカウントを作ること。無料・10分(手順は開設ガイドへ)
- 構築 — 目的に沿って、導線・接客・配信・計測が動く状態まで作り込むこと。成果の差はここで生まれます
「作ったけど何も起きない」アカウントは、開設だけして構築をしていない状態です。
構築の手順6ステップ
ステップ1: 目的とKPIを決める
「何のためのアカウントか」を1つに絞ります(予約を増やす/問い合わせを増やす/再来店を増やす)。ゴールが決まると、リッチメニューの主役ボタンも配信内容も自動的に決まります。
ステップ2: 導線を設計する
どこで友だちに追加してもらい、追加後どこへ進んでもらうかを紙に書きます。店頭QR・Webサイト・SNS・広告など友だち追加の入口と、追加経路ごとに見せたい情報を整理します。
ステップ3: 開設と初期設定
開設し、プロフィール(営業時間・ボタン)、権限設定、応答設定を済ませます。認証済みアカウントの申請もこの段階で検討します(認証バッジの解説)。
ステップ4: 接客面を作る(あいさつ・リッチメニュー)
追加直後に一度だけ確実に読まれるあいさつメッセージと、常設の導線になるリッチメニューを作ります。リッチメニューのデザインは無料ツールで完成画像まで作れます。
ステップ5: シナリオを組む(ステップ配信・出し分け)
追加後7日間のステップ配信(歓迎→価値提供→提案の3〜5通)を設定します。経路や興味で出し分けたい場合はセグメント配信とオーディエンスを組み合わせます。
ステップ6: 計測を仕込む
分析画面の見方を決め、必要ならLINE Tagをサイトに設置します。「LINE経由の予約・問い合わせ」を数えられる状態にしてから公開するのが構築の締めです。
公開前チェックリスト12項目
- 目的(KPI)が1つに決まっている
- プロフィールに営業時間・場所・ボタンが入っている
- あいさつメッセージがデフォルトのままではない
- あいさつに「最初の一歩」(予約・診断・クーポン等)が1つ入っている
- リッチメニューの主役ボタンが目的と一致している
- リッチメニューの全ボタンにアクションが設定されている
- 応答設定(チャット/自動応答/営業時間)を確認した
- ステップ配信が3通以上セットされている
- 友だち追加QR・リンクを設置する場所が決まっている
- 追加経路ごとの計測(パラメータ・経路別QR)が仕込まれている
- 権限設定で配信できる人を絞った
- テスト用アカウントで追加→あいさつ→メニュー→予約導線を一通り試した
自分で構築するか、外注するか
- 自分でやる — 本記事の6ステップ+完全ガイドで構築できます。費用は0円、時間は数日が目安です
- 部分的に外注 — 設計だけプロに任せて作業は自社、が費用対効果の高い折衷案です。相場は構築費用の解説へ
- まるごと外注 — 最小構成で5万〜15万円、シナリオ・システム連携まで含めて20万円〜が目安です
LIFEではLINE公式アカウント構築・運用支援として、目的設計から計測まで一気通貫で構築しています。どこまで自社でやり、どこから任せるべきかの切り分けも含めて、無料相談で見立てます。
構築が終わったら運用へ
構築はスタートラインです。公開後は運用の完全ガイドにある週次・月次ルーティンで、数字を見ながら改善を回してください。
よくある質問(FAQ)
Q: 構築にはどのくらい期間がかかりますか?
A: 自社で行う場合、設計に1〜2日、制作と設定に2〜3日が目安です。外注する場合はヒアリングを含めて2週間〜1ヶ月程度を見込んでください。
Q: 開設済みのアカウントを作り直すべきですか?
A: 作り直しは不要です。友だちを引き継いだまま、あいさつ・リッチメニュー・シナリオを本記事の手順で整え直せば、既存アカウントのまま「構築済み」の状態にできます。
Q: 構築で一番重要なステップはどれですか?
A: ステップ1の目的設計です。ここが曖昧なまま作ると、リッチメニューも配信も総花的になり、何も起きないアカウントになります。「このアカウントは何を増やすためのものか」を1文で言える状態にしてから作り始めてください。